小学生のひろば
『漢字』
学年のまとめとして「漢字検定」の過去問題を使って実力試しをします。
答案は、翌日に添削指導をつけて返却。
弱点補強と漢字検定ならではの深みのある学習をします。
進級前に弱点補強をぜひ行いましょう。
『図形』
おりがみや工作用紙を使っての制作。制作したものを使って考える学習。
異学年同室ですが、学年差、個人差に応じた課題を用意していますのでご心配なく。
はさみ、のり、じょうぎを持参してください。
どんぐりひろばの1年生は、今、
算数では長さの学習をしています。
まずは、ものさし、じょうぎのことを学習。
ものさしは、物の長さを測る道具。なので、目盛りは端っこからついていますね。
じょうぎは、主に測った線を引くためのものなので、
えんぴつが当てやすいように端っこには目盛り以外の余白がありますね。
どんぐりひろばでは、幼児のうちにいろんな道具にも慣れましょうということをやっているので、
子ども達は、線を引くのはかなり上手。
いろんな線の長さを測ったりということも、
幼児の遊びの中で、「1(㎝のところ)から5(㎝のところ)まで、線引く~」というようなことを
やってきているので、プリント上の線を測るのも簡単。
・・・でも、1年生になってからの入室でじょうぎの扱いに慣れてない子は、
なんだかフニャフニャの線・・・。←練習が必要。
ハサミもフニャフニャ…ではないのに、線の通りに切るのが難しい
・・・。園で、利き手に合うハサミの指導がなされてこなかった証拠。
ぜひ、ぜひ、幼児のうちにできることは幼児のうちに身に付けたいものです。
でも、ご縁あって入会している子は、一人も残念なことにはいたしません。
幼児期になんなくできたこと、大きくなるとやや大変なこともありますが、
一人ひとり、きっちり指導しますからご安心を。
学齢期になって、学習が進むとき、
このようなことで子どもは遅れや劣等感を感じます。
大人が思う以上に、うまくできない自分を恥じ、
みんなよりダメなんだと思ってしまいます。
先生からの評価もよくないと、
とたんに『自分はできない』と暗示にかかってしまいます。
でも、線の引き方、例えば、じょうぎの上で引くか下で引くかわからない子、
じょうぎの厚みや、はさみの刃の厚みが扱い方次第では
大きな狂いをもたらすこと、
知らなければ、直されなければ、
その子はずっとできないままです。
そんなちょっとしたこと、結構見逃されていたりします。
左利き(のことは、私自身が経験者なので、イヤというほどいろいろあります)の
子の、不便だけど大人には言わない悩み、などきちんと向き合ってほしいのです。
みんな、『不器用』なんかじゃない。
でも、指導しないとコツがわからない。
経験してから練習する十分な時間や環境も要る・・・。
どんぐりひろばでは今回、ひととおり、じょうぎで測る、引く、を行った後、
(それだけではつまらないので)
サイコロを作ろう!(工作は、子ども達大好きです。)ということに。
サイコロの面はいくつあるか?
実際に見てみて、6つ、と判明。
真四角が6個と理解。
1辺が5㎝の真四角を・・・
このとき、真四角を正方形と呼ぶことも伝えました。
サイコロ制作、1回目は、私が十字型(上の写真の右下の形)の展開図を教えて、
その通りに切らせました。
折り目になるところには、はさみを開いた状態で片刃をじょうぎに当て、
スーッと筋を付けさせました。
こんな使い方もあるんだよ。へえー!の世界。
そのように筋をつけておくと、折り曲げがきれいにできるの。
図工の時にも使える技だね~なんて話しながら。
のりしろは作らずに、マスキングテープで組み立て。
それだけでも、楽しい様子。
さあ、今度は、6つの面を切り離してね、と指示。
そして、さっきの十字型以外の展開図でサイコロができるように
考えてもらいました。
便利なマスキングテープのおかげで
ああでもないこうでもない、と、
何度もやり直して、友達とは違う並べ方が結構できましたよ。(上の写真)
最後に、色を塗ったり、絵を描いたり、
本当のサイコロのように、数の目を描いたり。
・・・そのときに、向かい合う目の数の和が7になる!と言い出した子がいて、
みんな興味深くサイコロの目を入れ出しました。
友達同士で、ここは4とか、教え合い、確かめ合っていました。
そして、できあがりがこちら。